12月3日@科学技術館

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ここ最近の夕方、西の低い空に金星が、東の空には火星が見えています。
宇宙空間から惑星の配置を見下ろしてみると、地球と金星、火星が接近しているのがわかります。
他にもよくみると、金星と火星が反対の方角に見えることもわかります。
これからまた、火星と地球の距離が離れていってしまうので、今のうちに夜空に赤く輝く火星を見つけてみてくださいね。
ゲストコーナー」では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の村田泰宏さんをお招きして、2005年11月30日で運用を終えた電波天文衛星「はるか」についてお話いただきました。
電波望遠鏡は大きければ大きいほど、解像度と感度が良いそうで、現在、最も大きいものはアンテナの直径が約300mもあるそうです。
また、大きくする方法以外に、電波望遠鏡を2つ以上組み合わせて”干渉計” として使うと、解像度を向上させることができます。
地球上の電波望遠鏡と「はるか」を組み合わせて使ったら、M87(楕円銀河)の中で起こっている現象(ジェット)を数年に渡って、観測することができたそうです。