3月3日@科学技術館

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 今日は「ゲストコーナー」がないライブショーとなりましたので、40分たっぷりとユニバースのコンテンツをお楽しみいただきました。
 一回目には、「太陽系の姿」を紹介した後、太陽系を200億分の1に縮めると地球の大きさや太陽までの距離をユニバースホール内外の場所を示して実感してもらいました。一つ一つの惑星同士は非常に小さく、遠く離れていることに皆さん驚かれていたようです。その後、太陽系にもう一つ太陽のような星が進入してきたら太陽系はどうなってしまうかをコンピュータ上で実験しました。毎回、どのような位置に星を進入させるかをお客さんに決めていただくのですが、今回はどの惑星からも遠く離れたところに進入させる実験になりました。先にお話したように太陽系はスカスカなので、太陽系の姿はほとんど変化しないという結果になりました。太陽系の様子を実感していただいた後だったので、この結果はすんなりと納得していただけたのではないでしょうか。
二回目には、地球の自転軸がどんな方向を向いているかということに注目しました。地球の自転軸はこぐま座にある北極星の方向を向いておりほとんど動かないので地球から見ると北極星は止まって見えます。それでは他の惑星に行ったら北極星はどうなるのでしょうか?火星に着陸してみて北の方向を見上げてみると北極星は動いて見えました。火星の北極星は地球の北極星よりも白鳥座のデネブに近いところにあるようです。違う惑星に行くと”北極星”が変わるということがわかりましたが違う星に行くと他の星の見え方はどうなるのでしょうか?他の星から見ると地球から見える星座は全く違う形になります。お客さんの好きな星に行って星の並びがどのように変わるか眺めてみるという実験も行っていますので、ぜひ「ユニバース」へ来てお好きな星へ行ってみてください。