7月7日@科学技術館

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本日のユニバースは7月7日、つまり七夕という事もあり、最初の「太陽系の姿」のコーナーでは、織姫星(こと座のベガ)や彦星(わし座のアルタイル)がどこに見えるのかを紹介しました。

また、次のヤーキス天文台で撮影して頂いた、Vestaという名前の小惑星を紹介しました。この星は、天体写真でぱっと見ただけでは普通の恒星と変わりないのですが、別の時刻に撮影した写真を並べてみると、少しずつ動いているのがわかります。
最後の「ゲストコーナー」では、慶應義塾大学の平野秀典さんにお越しいただき、目に見えない小さい世界であるタンパク質をどのように研究していくかについてお話していただきました。電子顕微鏡による綺麗な立体写真を見ながら、植物のめしべ、髪の毛、大腸菌、ウィルスと、どんどん小さな世界の話になっていき、最終的にはタンパク質というナノメートル(0.000000001メートル)レベルの大きさの話になりました。その目には見えない、直接さわる事も出来ないタンパク質は、細かい形状や体の中でどのように動いているかを、コンピュータシミュレーションを使って研究しているとのことでした。
図:7月7日午後8時に東京で見られる空