8月15日@科学技術館

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 今週は、徹夜をした方も多いかもしれません。ペルセウス座流星群の季節となりました。
 ペルセウス座流星群はスイフト・タットル彗星(図.1、図.2)が軌道上に残したちりに地球が突入する際に出現する現象ですが、日本では13日未明に出現のピークを迎えました。
 「流れ星」が降り注ぐ夜空を楽しめた方も多いことでしょう。流星群の時期には夜空を眺めてみてください。そして、日本には流星に願いごとをするとかなうという伝説もあるので、そのときにはそっとお願いをすれば、かなうかもしれませんね。
 また、本日アシスタントでもある高津が東海大学の海洋観測船「望星丸」で観測してきた皆既日食についてお話しました。(図.3)
 皆既日食中は、地平線上に夕方のようなオレンジ色の空が見え、空には星が瞬きます。太陽を観測することも大切ですが、このような機会に出会ったときは、周りの様子の変化にも目を向けてみてください。
 次回2012年5月に金環日食が九州から関東まで日本の広い地域で見られます。金環日食は皆既日食また大きく異なるものですが、ぜひ観察してみてください。

図1.スイフト・タットル彗星軌道

図2.スイフト・タットル彗星軌道(地球近傍)

図3.「望星丸」から撮影した皆既日食の様子