8月15日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は今田大皓(筑波大学)が案内役を務め、
お送りしました。
最初のコーナーは「太陽系の姿」です。立体で水星から順に名前当てクイズを
しながら、太陽系の8個の惑星たちを紹介しました。
海王星の外側にいるのは準惑星の冥王星です。冥王星は、先月ニュー
ホライズンズが接近したことで話題になりましたね。
ライブショーでもNASAが公開したカラー画像を紹介しました。
続いて、地球に着陸し、科学技術館から見える星空を紹介しました。
8月15日20時の夜空には北斗七星や夏の大三角が輝いています。
さらに、普段は都会の光でくっきりとは見えない天の川も見ることが
できました。その天の川に隔てられてしまっているのは皆さんもご存知の
七夕伝説に登場する織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)です。7月7日は過ぎて
しまいましたが、旧暦の七夕は2015年では8月20日にあたります。
8月20日には部屋の明かりを消して夜空に想いを馳せてみてはどうでしょうか?
夜空に想いを馳せた後は「ゲストコーナー」です。
今回は、平松正顕さん(国立天文台チリ観測所)にお越しいただき、
「アルマ望遠鏡で見た宇宙」についてお話をしていただきました。
アルマ望遠鏡はチリのアタカマ砂漠の標高5000mの地点にあります。
シンラドーム(直径10m)と同じくらいの直径12mと7mのパラボラ
アンテナを66台組み合わせて使えば、惑星系の誕生をはじめ、宇宙の様々な
謎に迫ることができるそうです。
今回はおうし座にある惑星の誕生現場を視力2000で捉えた画像を紹介して
いただきました。
次に「重力の不思議」のコーナーです。太陽系から太陽がもし無くなったら、
もし増えたら惑星たちがどのように運動するのかをシュミレーションしました。
お客さんに新しい太陽を置いてもらい、惑星たちの少し愉快な運動を観察しました。
今回のライブショーは夏休みということもあり2回の上演はどちらも
たくさんのお客さんでにぎわいました。
「ユニバース」では毎週土曜日に様々なサイエンスにまつわる話題を
お届けしています。
夏休みも折り返し地点を過ぎた頃ですが、今回来場された方も、
まだいらしていない方も夏休みの間にぜひ「ユニバース」にお越し下さい。
科学技術館でお待ちしてます。