4月3日@科学技術館

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桜が咲く季節になりましたね。
科学技術館のある九段下も桜の名所です。この満開の桜を見るためにたくさんの人であふれていました。「ユニバース」にも多くのお客様が訪れ全2回の上演はほぼ満席でした。
本日の「ユニバース」は、まず始めに案内役の矢治健太郎(立教大学)による太陽系のお話やクイズに加え、今夜の科学技術館での星空を紹介しました。さらに今年はワールドカップということで、南アフリカの星空も見ました。東京で見られる星空は南半球では逆さまに見えます。他にも私たちがよく知っている、オリオン座のベテルギウス、大犬座のシリウス、子犬座のプロキオンを合わせた「冬の大三角」が南半球では季節が反対なため「夏の大三角」と呼ばれるなど、地域ごとに違う星の見え方や文化を紹介しました。
次の「ゲストコーナ」では、木村英樹先生(東海大学)による、「世界最速ソーラーカーの性能」でお送りしました。
「ユニバース」でもおなじみの太陽。この太陽は私たちの生活を支えているだけではなく現在ソーラーカーという新しい可能性を秘めています。みなさんは、最新のソーラーカーがどのくらいで走ると思いますか?
東海大学で製作されているソーラーカーはオーストラリアの大会で、最高時速123kmという速さで、3000kmもあるオーストラリアを縦断したそうです。ソーラーカーを走らせるには、太陽光が欠かせないため、当日の気象や風の影響を考慮しつつ、より燃費のいい車を作ることが大切です。
この東海大学の製作したソーラーカーは、13カ国32団体が参加する大会で、優勝しました。ここからも日本のソーラーカーの技術凄さを実感させられます。
今ソーラーカーは実用化に向けて開発されてきてます。ソーラーカーが日本中を走り巡る時代も、そう遅くはないかもしれませんね。
4月17日(13:00~)の「東海大学 科学技術チャレンジフェアー2010」では、実際にソーラーカーが走るところを間近で見ることが出来ます。さらにこのフェアーには「ユニバース」も出張して「太陽系の姿」や「実感太陽系」など最新の宇宙のお話をします。
よろしければ足を運んでみてはいかがでしょうか。


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上の写真はシンラドーム内で矢治健太郎(左)木村英樹先生(中央)とちもんずのチーフ高津貴大(右)で撮影したものです。