4月16日@科学技術館

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本日は案内役に大朝由美子(埼玉大学)、ゲストに日下部展彦先生
(国立天文台)をお迎えしてお送りいたしました。
まず始めに、この科学技術館から見える星空を紹介し、そこから
恒星と惑星の違いをお話ししました。
そして地球を離れ、太陽系の惑星を順に画像を交えて説明
しながら、最後には天の川銀河まで行きました。
ゲストコーナーでは、国立天文台の日下部先生から
「プロジェクトSEEDS ~系外惑星を探して~」という題で
お話し頂きました。系外惑星は、私たちの住む太陽系の外にある
惑星のことで、1995年に初めて発見されて以来、現在では
500個程発見されています。
系外惑星を探すには、日食の原理を利用します。これは太陽のような
「恒星」の周りを回る地球のような「惑星」が、恒星の前を通過したときに、
恒星の光が一度見えなくなるため、惑星が存在すると判断する方法です。
ぎょしゃ座のAB星はこの方法によって惑星が誕生していく
様子を観測できました。また同様に夏の大三角の中央にある
GJ753という系外惑星の撮影にも成功しました。
第二の地球や地球外生命体が発見されるのも、
遠い未来では無いかも知れませんね。