1月26日@科学技術館

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本日のライブショーは東京理科大学、亀谷和久の案内で
お送りしました。
最初の「太陽系の姿」のコーナーでは、太陽系の惑星を一通り
紹介したあと、我々の銀河系を飛び出し、137億光年のかなた
まで旅をしました。
次の「ライブ天体観測」のコーナーでは、blue snow ball(青い
雪玉)と呼ばれる惑星状星雲NGC7662を紹介しました。
普段このコーナーでは、モノクロで撮影してもらうことが多い
のですが、今回は波長の異なるカラーフィルタを使って二種類
の写真を撮り、これらを合成することで、宇宙に浮かぶ青い
宝石のような美しい姿を皆さんに見ていただきました。
ngc7662.jpg
図:NGC7662
「ゲストコーナー」では、東海大学の木村英樹先生にお越し
いただき、「南アフリカで開催された世界最長ソーラーカー
レースでの優勝」というタイトルでお話していただきました。
木村先生達のチームは、世界で開催されているソーラーカー
レースに何度も出場しており、最近では南アフリカで開催された、
「サソール・ソーラーチャレンジ・サウス・アフリカ2012
(Sasol Solar Challenge South Africa 2012)」

というレースに出場し、なんと優勝されたという事で、
今回はその時の様子を中心にお話して頂きました。
このレースは、南アフリカのほぼ一周にあたる4632kmという
距離をガソリンなどを使わず、太陽光の力で走るという大変
過酷なものです。また、途中で道路工事があったり、牛に通行
止めされてしまったりといったアクシデントも多く、なかなか
一筋縄ではいかないようです。
このハードなレースを勝ち抜くために、木村先生のチームでは
様々な企業とも協力し、ソーラーパネルだけでなく、車体の
素材やモーターなどにも多くの工夫を凝らしてソーラーカーを
作り上げているそうです。
優勝の裏にはいろいろな苦労があるのですね。
次のレース出場は、オーストラリアで行われる
「ワールド・ソーラー・チャレンジ(WORLD SOLAR CHALLENGE)」
という大会だそうです。
こちらの大会が終わったら、是非またゲストとしてお話をして
もらいたいですね。