3月15日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は案内役を矢治健太郎(国立天文台)が務め、
上演いたしました。
最初のコーナーでは、太陽系を飛び回り惑星を1つずつ見ていきました。木星の自転
周期が意外と短いことを知ったお客さんが多かったようです。最近活発な太陽の様子も
紹介しました。特に2月は今回の太陽活動期の中で、一番黒点が多かった月となりました。
地上からは春の星座を中心に紹介しました。
「ゲストコーナー」では、藤原英明さん(国立天文台ハワイ観測所)をお招きして
「ハワイ・すばる望遠鏡バーチャルツアー」というタイトルでお話していただきました。
富士山より高いマウナケア山山頂にあるハワイ観測所の様子を上下左右、360度
まるごと撮影していただき、お客さんの頭上に広がるドームいっぱいに投影しました。
その中で、藤原さんの案内のもとバーチャルツアーを行いました。研究室や望遠鏡の
置かれているドームの中、観測室など、さまざまな場所を撮影した写真を見ました。
観測室の壁にはたくさんのてるてるぼうずがかけてあります。曇ると観測できない
ので、自分が観測する日が晴れるように祈っているようです。シンラドームにいながら、
ハワイ観測所に行ったような気分になれましたね。最近話題になったアイソン彗星の
観測結果も紹介していただきました。アイソン彗星に含まれる氷はマイナス260度
ほどの環境で生まれたかもしれないようです。彗星は「太陽系のタイムカプセル」と
呼ばれ、彗星を観測することで太陽系の歴史に迫れるそうです。今後もすばる
望遠鏡の観測結果から目が離せませんね!
最後は太陽系を離れ宇宙の果てまで旅行しました。3D映像で宇宙の壮大さを来場者の
皆さんに体感していただくことができました。
ユニバースでは毎週土曜日に天文学を始め、様々な科学の話題をお送りしています。
ぜひお越しください!!