3月8日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は野本知理(千葉大学)が
案内役を務め、上演いたしました。
最初のコーナーでは私たちが普段口にする水や調味料が
どんな分子から作られているのか、どんな動きをしているのか、
みなさんと一緒に考えながら見ていきました。
分子の形は大きさ も形もばらばら。なかなか見ることのできない小さな世界を
私たちと一緒にのぞいてみませんか?
「ライブ天体観測」のコーナーでは、シカゴのヤーキス天文台のビビアンさん
とインターネットをつないでお話しました。シカゴはあいにくの雪でしたが、
遠隔操作の望遠鏡を使って様々な銀河や星雲の写真を送っていただきました。
中でも、星の誕生する場所と言われているオリオン大星雲の写真に興味を
持たれた方も多かったのではないでしょうか。


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図:オリオン大星雲
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図:ソンブレロ銀河

続いてのコーナー「重力の不思議」では、太陽を消したり、 増やしたり…
実際には起こりえない太陽系の動きを見ていきました。
太陽が大きな役割を果たしていることがわかりますよ!
最後の「ゲストコーナー」では今田大皓さん(筑波大学)をお招きし、
「南極から宇宙を見よう!」と題してお話しいただきました。
筑波大学では南極ドームふじに望遠鏡を持っていって、サブミリ波や
テラヘルツ波を観測することを計画しています。口径30cmの望遠鏡が
完成間近で、スイスのアルプスやチリのアタカマで試験観測も行なった
そうです。口径10mの望遠鏡も計画中で、目で見ることのできない
暗黒星雲や銀河の観測を目指しているそうです。うまくいけば2020年に
望遠鏡を設置できるとのこと・・・。私たちの知らなかった宇宙が
これからさらに見えてくると思うとわくわくしますね!
ユニバースでは毎週さまざまな科学に関する内容を紹介していきます!
ぜひ友達やご家族と一緒に科学技術館4Fシンラドームへお越しください。