3月7日@科学技術館

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本日のユニバースは野本知理(千葉大学)が案内役を務め、上演いたしました。
まずは「分子の世界」から始まった本日のユニバース。私たちが使っている
1mmの1000万分の1のサイズの分子の立体的な映像に見ていきました。常に分子が
動いているのがわかったり、大きさの違う元素が色々な方向についていることが
わかり、みていておもしろかったです。食卓に並ぶ調味料の分子構造をみたり、
ビタミンの構造も紹介しました。
「恒星間飛行」では太陽系から一番近い恒星、α-ケンタウリに移動し、地球から
見える星座がどのように変化するかを見ました。また、光速に近い速度で移動して
いる間は周りの見え方も変わってしまうことに驚きました。
次に「重力の不思議」では、太陽系に当然太陽がなくなったり、太陽が増えたり
したら、どうなるかをシミュレーションしていきました。お客さんに太陽の位置を
指定してもらい、惑星がスイングしたり飛んで行ったりする姿をみました。
本日の「ゲストコーナー」では、石田忠さん(東京工業大学)に「がんの転移の
ひみつ」という題でお話しいただきました。石田さんは異常に早く増える細胞
(がん細胞)の集まりについて研究を行っています。研究から、がん細胞は
ごはんや空気が足りないとよく動くようになることがわかっているそうです。
日本の死亡原因の3分の1ががんによるものと言われている中、今後さらに
研究が進むことで、がんの転移を防ぐことができる日が来るかもしれませんね!
毎週土曜日に科学技術館、シンラドームにて科学ライブショー「ユニバース」を
行なっています。最新の科学の話題をぜひ聞きにきてください。