4月18日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は伊藤哲也(国立天文台)が
案内役を務め、上演しました。
本日のユニバースは今夜の星空紹介からスタートしました。西の空、
地平線近くには金星が輝き、おうし座やオリオン座、おおいぬ座など冬の
星座がまだ賑わいを見せています。さらに南の空にはふたご座、かに座が
見えています。23時まで時間を進めると、東の空にはようやく春の星座で
あるおとめ座やうしかい座などが現れました。晴れた日にはぜひ季節の
星座の移り変わりに注目してみて下さい。
次は地球を飛び出して「太陽系の姿」を見ていきました。シンラドームならではの
3Dによる宇宙旅行、みなさんお楽しみいただけたでしょうか。太陽系の惑星
たちについてより詳しく知ることができました。
「ゲストコーナー」では永井洋さん(国立天文台チリ観測所)にお越しいただき、
「アンデスから宇宙を見つめる視力6000の瞳」と題してお話して頂きました。
チリにあるアルマ望遠鏡とはパラボラアンテナを組み合わせた巨大な電波望遠鏡
です。複数の電波望遠鏡を組み合わせることによって、東京から大阪にある一円玉が
見えるほどの解像度まで上げることができるそうです。そのアルマ望遠鏡によって
赤ちゃん恒星や赤ちゃん惑星ができつつある現場を、これまでにない解像度で
撮像することに成功したという成果について紹介していただきました。
現在のアルマ望遠鏡の解像度は人間の視力でいう2000に相当するそうですが、
3年後には6000になる予定とのこと。今後のアルマ望遠鏡の進化に期待ですね!
そして宇宙旅行に戻り、最後にISS(国際宇宙ステーション)をみなさんと見て
いきました。
このISSには今年の5月から油井亀美也さんが滞在する予定です。
日本人も活躍しているISS、実は肉眼で私たちも見ることが出来ます。飛行機と
よく間違えられやすいですが見分け方は簡単。飛行機は点滅しているのに対し、
ISSは点滅していないのが特徴です。「きぼうを見よう」というJAXAのサイト
通過予想日時を見ることができるので、ぜひみなさんも見てみましょう。
科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお呼びして最新の科学の
話題をお送りしています。ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。