5月2日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は伊藤哲也(国立天文台)が
案内役を務め、上演いたしました。
はじめに本日の星空を見ていきました。西の空には金星や木星、
冬の星座のオリオン座、東の空には春の星座のしし座やおとめ座が
見えます。また、夜11時ごろになると、土星や夏の星座を代表する
さそり座も見えてきます。夜も暖かくなってきました。ぜひ外へ出て
実際の夜空でも星座や惑星を見つけてみてください。
次に地球を飛び出し、太陽系の姿や太陽系がある天の川銀河の様子を
見ていきました。宇宙には天の川銀河だけでなく多くの銀河があると
いうことがわかりましたね。
「ゲストコーナー」には小林 弘さん(総合研究大学院大学/国立天文台)を
お迎えし、「ブラックホールの周りでいったい何が起きているのか!?」
というタイトルでお話していただきました。ブラックホールは重力がとても
強く、光ですら脱出できないという天体です。多くの銀河の中心にあると
考えられていて、宇宙にはそれこそ星の数ほどあります。
もしブラックホールの周りに星やガス雲があると、その強い重力によって
ブラックホールに引き寄せられ、降着円盤やジェットといった構造を形成
することがわかっています。しかし、降着円盤の様子を詳しく観測するには
今の技術では限界があります。
そこで、高性能なスーパーコンピュータを使います。小林さんは
コンピュータ上で仮想のブラックホールを作り、そこで星が吸い込まれると
どうなるか計算することで、ブラックホールの謎を解明しているそうです。
今後の研究によってブラックホールの進化や成長、そしてブラックホールが
周りの星や銀河に与える影響がわかってくるかもしれません。
最後に宇宙の果てまで宇宙旅行をしてから、ISS(国際宇宙ステーション)
見て本日のライブショーは終了しました。
本日はゴールデンウィークということもあり、上演終了後も質問をする
子供たちがたくさんいらっしゃいました。
科学ライブショー「ユニバース」では毎回さまざまな科学の話題をお届けしています。
みなさんとシンラドームでまたお会いできるのを楽しみにしております。