6月27日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は大朝由美子(埼玉大学)が案内役を務め、
チーム埼玉大学で上演いたしました。
夏至も過ぎ、本日はあいにくの曇り空で太陽は出ていません でしたが、まずは
私たちを明るく照らしてくれる太陽の姿に迫っていきました。埼玉大学の小型望
遠鏡に特殊なフィルターを搭載して太陽を見ると、黒点、プロミネンス、フィラメント…
普段の私たちの目では見ることができない太陽の姿を見ることができました。
太陽の次は小惑星の話題です。2013年にロシアに小惑星が落下し、 大きな被害を
もたらしたのをご存知でしょうか。このような事態を防ぐためのイベントがアメリカと
イギリスを中心に進められているそうです。6月30日を「Asteroid(小惑星) Day」とし、
地球に衝突するかもしれない地球近傍小惑星の探査観測を みなさんに広く知って
いただくのが目的です。興味のある方は ぜひ調べてみてください。
さて、太陽に照らされている昼間に星を見るにはどうすれば よいでしょう。夜の国に
行けば星を見ることができますね。
シンラドームでは日本を飛び出し、アメリカのシカゴにある ヤーキス天文台へ行くことが
できるのです。シカゴの夜空には、 夏の大三角、マウイの釣り針とも呼ばれるさそり座を
はじめとした夏の星座が彩っています。そして「ライブ天体観測」のコーナーでは真夜中の
ヤーキス天文台のビビアンさんに登場していただきました。天文台で観測した小惑星や
冥王星や わし星雲の画像を見せていただきました。


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図:わし星雲

このように天体を詳しく観測するのには欠かせない望遠鏡に ついて、渡邉 和明さん
(株式会社昭和機械製作所)に「天体望遠鏡づくり職人の細かすぎるお話し」という
タイトルで、 本日の「ゲストコーナー」でお話いただきました。埼玉大学には昭和機械
製作所製の55cm望遠鏡”SaCRA”があるそうです。
まずは渡邉さんが実際に撮影した長野県の美しい星空を全天周動画でご覧いただきま
した。天体からの光を捉える ためには、天体に正しく向けられること、精密に追いかけ
られる ことが天体望遠鏡の大切な条件です。望遠鏡づくりは機械、工学、電気の3つの
技術から成り立っているそうで、それらの主要部品を紹介していただきました。例えば
エンコーダー という機器は顕微鏡で目盛りを読み取ってモーターの速度を調節し、追尾
誤差を補正しているそうです。大きな望遠鏡ですが細かな技術が駆使されていることが
わかりましたね。
最後は太陽系の惑星たちや多彩な銀河たちをみなさんと確認しつつ、宇宙遊泳を
楽しみました。
「ユニバース」では毎回さまざまなサイエンスにまつわる話題を お届けしています。一度
来ていただいた方も、ぜひまたお越し下さい。