7月4日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は矢治健太郎(国立天文台)が案内役を務め、
お送りしました。
まず、最初に「太陽系の姿」のコーナーでは太陽系の惑星たちに近づいて、それぞれの
特徴を見ていきました。3D投影による太陽系の惑星たちは迫力があり、客席からも
驚きの声があがりました。木星の紹介では大赤斑を目印に、木星の1日が何時間なのか
当てるクイズをしました。ライブショーもにぎわい、案内役の「海王星の次(外側)の
惑星は?」という問いかけに子供たちは「冥王星!」と元気よく答えていました。
しかし、残念なことに冥王星は2006年8月に太陽系の惑星から外されてしまったのだ
そうです。
ここで、ゲストの寺薗淳也さん(会津大学企画運営室兼先端情報科学研究センター准教授)
の登場!冥王星のホットな話題を紹介していただきました。寺薗さんによると、
ニューホライズンズという探査機が2015年7月14日に冥王星の上空13000kmを通過し、
冥王星の写真を撮る予定とのこと。天体図鑑に載っている冥王星は白色ですが、
先日公開された最新の冥王星の画像は赤茶けたような色でした。
ニューホライズンズによって冥王星についてさらに新しいことがわかるかもしれません!
つづいて地球へ着陸し、本日20時の星空を見ていきました。七夕も近いということで、
都会ではふだん見ることのできない美しい天の川を眺めつつ、織姫星(ベガ)と
彦星(アルタイル)の七夕伝説やさそり座の紹介をしました。
「ゲストコーナー」では先程ご登場した寺薗(通称:てらきん)さんに
「てらきんとやじけんの月と太陽のステキな話」というタイトルでお話をしていただき
ました。テンポのよいタイトルコールに始まり、寺薗さんが宇宙の研究に携わるように
なったきっかけや月の探査機についてお話をしていただきました。
月の探査機については2007年に打ち上げられた月周回衛星かぐやや、今後打ち上げを
予定しているSLIMなどの画像を見せていただきました。
ここで、案内役の矢治(通称:やじけん)さんにバトンタッチ。月にかわって今度は
太陽のお話です。黒点の画像や太陽が地球に及ぼした影響についてお話しました。
最後はお二人で、記憶にも新しい2012年5月21日の金環日食、2015年4月4日の
皆既月食などの「月と太陽」にまつわるお話。身近な月と太陽について楽しく知る
ことができました。
最後は先ほど見た太陽系、そして天の川銀河をも飛び出して宇宙の大規模構造が見える
ところまで宇宙旅行を楽しみました。いつか実現できるといいですね。
「ユニバース」では毎週土曜日に様々なゲストをお招きし、サイエンスにまつわる
楽しい話題をお届けしています。
ぜひ、科学技術館4Fシンラドームにお越し下さい。