9月26日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は大朝由美子(埼玉大学)が案内役を務め、
お送りしました。
まずは本日の星空から。
今週はお月様の話題がたくさん!中秋の名月(9/27)、スーパームーン(9/28)、
皆既月食(9/28、但し日本では午前…)について紹介を行いました。
中秋の名月といっしょに輝く惑星や恒星たちの星空をお楽しみいただきました。
続いて「ライブ天体観測」のコーナーです。
夜のシカゴ・ヤーキス天文台のビビアンさんとセッションを行いました。
本日見せていただいた天体画像は、月とアレイ星雲です。
昼と夜をつなぐユニバースならではのセッションをご覧になりたい方は
是非シンラドームへ!


moon.gif
図:月

宇宙に繰り出した私たちは、どんどん地球から遠ざかります。
水星から海王星まで、バラエティあふれた太陽系の世界を3Dで体感していただきました。
さて、太陽は恒星、その周りを回る地球は惑星です。このような惑星は
この広い宇宙にどの位あるのでしょうか?
ここから「ゲストコーナー」です。
本日は亀谷和久さん(東京理科大学)にお越しいただき、
「太陽系外惑星系に名前をつけよう!」と題してお話し頂きました。
太陽系の惑星以外の惑星を「太陽系外惑星(以下、系外惑星)」といい、
恒星とその周りをまわる系外惑星のセットを「太陽系外惑星系」といいます。
1995年のホットジュピターであるペガスス座51番星bの発見に始まり、
今日までになんと千九百個以上の系外惑星が見つかっています。
多彩な系外惑星のうち、スーパーアースの「HD 219134 b」
やハビタブルゾーンに存在する地球サイズの惑星「ケプラー452 b」などを
ご紹介いただきました。
新しく系外惑星が発見されると、このような記号が名前として付けられますが、
馴染みにくいですね。これらに新しく名前をつけて親しみやすいものにしようというのが
本コーナーのトピックです。
昨年から、国際天文学連合(IAU)によって太陽系外惑星系に名前を付ける
キャンペーンが進められ、20個の惑星系の恒星と惑星に対して
世界中から名前が提案されました。現在、一般投票を行なっています。
実は、このユニバースを運営する「ちもんず」も、うしかい座タウ星(τBoo)に対して
「Synra(シンラ)」、この恒星の周りに見つかっている惑星(τBoo b)に対して
「Chimon(チモン)」という名前を提案しています。
他にも様々な名前が提案されていますので、みなさんもぜひ投票してみてください!
10/31まで投票できます!
投票サイト
http://nameexoworlds.iau.org/
日本国内向け支援サイト
http://exoplanet.jp/
さて、惑星に想いを馳せた後は天の川銀河の外へ飛び出し、宇宙の果てまで旅して、
地球まで戻ってきました。
科学ライブショーユニバースでは、毎週様々なコンテンツを用意しております。
皆様のご来場をお待ちしております。