9月26日@科学技術館

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本日もたくさんの方に来場して頂きました。本日の「ユニバース」では、「太陽系の姿」「ライブ天体観測」「ゲストコーナー」の3本立てで行いました。
「太陽系の姿」では、シミュレーションを用いて宇宙に飛び出し、惑星の紹介、冥王星と太陽系外縁天体の紹介もしました。
「ライブ天体観測」では、ヤーキス天文台で撮影された、木星の衛星を紹介しました。木星とその周りに見える星を日を追って撮影すると木星の周りにある星が左右に写ります。左右に写った星の動きにより木星に衛星があることが発見されました。
「ゲストコーナー」では、熊谷紫麻見先生(日本大学 理工学部 物理学科)をお招きし、「超新星とガンマ線バースト」と題してお話して頂きました。
「超新星」とは、『新しくできた星のこと』と考えてしまう方もいらっしゃると思いますが、これは、『星が爆発を起こして光を放つ現象のこと』を指します。つまり、爆発が起こらないときは暗い星なのです。初めてこの現象が発見された時、星の誕生による光の放射と考えられたために『超新星』という言葉になってしまいました。超新星の光の放つエネルギーは太陽の数億倍と大きいもので、爆発した瞬間を宇宙望遠鏡にてとらえることができます。超新星がもつ軽元素がこの爆発によって重元素へと変化します。地球にある鉄やコバルトなどの重元素も、太古にこの爆発を経て生まれたと考えられています。地球にある資源は、宇宙からの贈り物なのですね。