2月20日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は大朝由美子(埼玉大学)が
案内役を務め、ゲストに武仲能子さん(国立研究開発法人産業技術
総合研究所)をお迎えしてお送りしました。
本日のショーは2月17日のH-IIAロケット30号機の打ち上げ映像からスタート。
H-IIAロケットに搭載されたASTRO-H「ひとみ」はX線観測を行う天文衛星です。
ひとみ衛星の今後の活躍にこうご期待!
さて、本日の東京はあいにくの雨。
しかし、昼間の空には雲の向こうに太陽が昇っています。
埼玉大学で昨日観測された太陽の画像には、黒点やプロミネンスを
見ることができ、太陽が活発に活動していることがわかりました。
さらに、X線衛星で観測するとよりダイナミックな太陽の姿が!
ここで「ゲストコーナー」へ。
ゲストの武仲さんは普段はナノ粒子の研究をされているそうです。
今回は「新発見はどうやってするの?」というタイトルで
科学哲学についてお話しいただきました。
新発見は誰も知らないことを見つけること。
では新発見はどうやったらできるのでしょうか?
ここで、新発見を体験するために、ちょっとしたクイズを行いました。
ヒントから正解が導けない・・・??
でも、すこし考え方を変えてみると理解できるようになります。
科学には絶対的なルールや決まった真理がなく、常に変わっていきます。
あれ?と思うことを見過ごさずに立ち止まって考えることが新発見に
繋がるかもしれません。
ゲストコーナーを終え、ドーム内の時間を進めて夜に。
晴れていた場合、東京の夜空ではいくつの星を見ることができるでしょうか?
ぜひシンラドームでご確認ください!冬のオリオン座や春の大三角、
明け方には(水)金火木土と5つもの惑星が昇ってきています。
時間を進めていくと、星は東から西へ地球の周りを動いているようですが、
地球は宇宙の中心にあるのでしょうか?
宇宙へ飛び出すと、その答えがわかります。
太陽系や銀河系の姿を俯瞰しつつ、さらに遠くの宇宙へ。
ショーの最後には宇宙の初期のシミュレーション映像が映し出されました。
宇宙のある場所で大きな爆発が起こり、重力源が移動すると、波が発生します。
100年前にアインシュタインが予言した重力波は、先日、世界で初めて
捉えられました。けれども、まだわからないことばかり。
新しい発見で、私たちの宇宙像はどんどん変わっていきます。
これからたくさんの新発見があることを期待しましょう。
科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日に様々なゲストをお招きして、
科学にまつわる最新の話題をお届けしています。ぜひ、科学技術館4階
シンラドームへお越しください。