9月30日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、矢治健太郎(国立天文台)が案内役を務め、ゲストに加藤恒彦さん(国立天文台天文シミュレーションプロジェクト)をお招きしてお送りしました。

まず初めは最新の天文学の話題として、重力波の観測について紹介しました。
重力波は重たい天体であるブラックホール同士がぶつかり合うと発生します。
今回はアメリカの観測装置(LIGO)とヨーロッパの観測装置(VIRGO)で同時に観測することができました。
一昨年前にLIGOの2つの検出器によって発見されていた重力波でしたが、今年からVIRGOの検出器が加わったため、重力波の源の位置をより正確に知ることができました。
もし、日本にある重力波望遠鏡「KAGRA」が使って同時に重力波を観測したら、さらに範囲を狭めることができるかもしれませんね。

次に「最近の太陽」のコーナー。ここでは最近ニュースにもなった太陽フレアについての話がありました。
太陽には黒点という周りより温度が低いために黒く見えるところがあります。
この黒点の個数が多いと太陽が元気であるという目印として知られています。
そして9月の上旬、小さい黒点が突然大きく発達し、太陽フレアが発生しました。
この太陽フレアが地球に影響を及ぼす位置で発生したために、通信機器への影響があるのではないのかとニュースで耳にした方もいるのではないでしょうか。
日本の太陽観測衛星「ひので」でも、太陽フレアの様子を観測しました。

加藤さんは「天文ソフト「Mitaka」で宇宙の姿を見てみよう」というタイトルでお話をしてくださいました。
天文ソフト「Mitaka」はこのシンラドームで見ることができる宇宙を家庭で再現することができます。
地上から夜空を観測したり、宇宙から地球を見たり、加えて月に近づく、宇宙の大規模構造を見ることはお手のもの。
月をよく見てみるとクレーターの名前が見えます。日本人の名前が付いたものが8つあるとのことです。
探してみると楽しいかもしれませんね。
さらに、土星の衛星が回っている様子やブラックホール、そして土星探査機カッシーニを見ることができます。
この天文ソフト「Mitaka」はフリーソフトであるため、Windowsが入っていればダウンロードしたのちに家庭のコンピュータでも使えるとのこと。
きれいな星空が家でも見ることができるって素敵ですね。
以下にURLを載せましたので、興味がある方はぜひ使ってみてください!
http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka

今日は「ゲストコーナー」と「最近の太陽」のほかに、「太陽系の姿」「本日の星空」「宇宙の果てへ」のコーナーをお送りしました。

科学ライブショー「ユニバース」は毎週土曜日に科学技術館4階、シンラドームでお届けしています。
毎週変わるいろいろな科学の話をお送りしていますので、初めての方も1度来たことがある方もぜひお越しください。

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