1月6日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、矢治健太郎(国立天文台)が案内役を務め、 春山純一さん(JAXA宇宙科学研究所)をゲストにお迎えしてお送りしました。

まず最初に今年の月のイベントであるスーパームーンや1/31に皆既月食が何時ごろどのように見えるか紹介しました。

今回のライブショーは「太陽系の姿」から始めました。
太陽系がどのように構成されているか、一つ一つの惑星の様子を紹介しました。
そして、太陽の今日の様子を紹介しました。黒点はほとんど見えませんでしたが、太陽の縁にプロミネンスが見えているのがわかりました。

その後地球に降り立ち、「今日の星空」の紹介をしていきました。
冬の代表的な星座を紹介しました。

「ライブ天体観測」では、シカゴのヤーキス天文台から月やオリオン大星雲やカニ星雲の画像とその特徴を紹介しました。今日のヤーキス天文台は-21℃ととても寒かったようです。


図:オリオン大星雲

「ゲストコーナー」では春山純一さん(JAXA宇宙科学研究所)をお招きし、「月の縦孔・溶岩チューブとは何か」というテーマでお話ししていただきました。

JAXAが打ち上げた月探査機「かぐや」で月に深さ50mの縦穴を見つけたことが、最近発見されました。
縦穴自体は、以前からその存在が指摘されていて、この縦穴は溶岩が流れる形でチューブのように横穴ができそれが陥没したことでできたのではないのかと考えられています。この横穴は日本の富士山でも見られるようです。
「かぐや」から電波で観測すると、長さ50kmの横穴があることがわかりました。この横穴の中は温度が-20℃と安定しており、底面も平であることから月の探査基地に使えるのではないのかと考えているそうです。
現在UZUME計画という計画を立てて縦穴を探索し月面基地として最適な環境であるかなどを調べる計画を立てているそうです。将来月の調査に役立つ結果が出るといいですね。気になる方は調べてみましょう。

最後に、宇宙の果てを見ていただき、今日のライブショーを終えました。

科学ライブショー「ユニバース」では、毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題をお送りしています。ぜひ科学技術館4階シンラドームへとお越しください。

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