2月24日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、野本知理(千葉大学)が案内役を務めました。
今回の「ゲストコーナー」では、いつもはハワイから中継で出演してくださる藤原英明さん(国立天文台ハワイ観測所)がシンラドームまでお越しになり、立体視ドーム映像を使って初の試みとなる「すばる望遠鏡バーチャルツアー2018」というタイトルのゲストコーナーをお送りしました。
すばる望遠鏡は、日本の国立天文台がハワイ諸島のマウナケア山頂(標高約4200メートル)で運用している、大型天体望遠鏡です。
すばる望遠鏡の中には宇宙の遠くの光を精密に集めることができる直径が8.2メートルの大きな鏡が入っており、その鏡は3・4年に1回アルミニウムのメッキを張ることで、整備されています。
すばる望遠鏡のために作られた巨大なカメラも何個も用意されていて、赤外線のカメラや、可視光線のカメラなど、見たい天体に合わせて取り替えています。
望遠鏡を操作するための部屋の写真も見せていただき、研究者はコンピューターを通じて望遠鏡を操作し、観測しています。3・4人の技術者・研究者が、晴れていたら毎日観測・研究を行っているそうです。
シンラドーム全体に3D画像を使用したすばる望遠鏡の姿は迫力満点でした!

今回は上記のコーナーのほかに、「ライブ天体観測」「分子の世界」、/”>「重力の不思議」のコーナーをお送りしました。ライブ天体観測は科学技術館の屋上から宇宙に飛び上がるところからスタート。宇宙に飛び上がって地球の裏側のアメリカ、シカゴ近郊のヤーキス天文台へと着陸した後、ヤーキス天文台からのインターネット中継にて、オリオン星雲や子持ち銀河、あれい星雲などの写真の紹介をしていただきました。

図:あれい星雲
また「分子の世界」では温度に対して変化する食塩のイオンの動きの様子をシミュレーションにて紹介を行い、「重力の不思議」では、もし太陽系から太陽がなくなったらどうなるか?などのシミュレーションを行いました。

科学ライブショー「ユニバース」では、毎週様々なゲストをお迎えして科学の話題をお送りしています。ぜひ科学技術館4階シンラドームへとお越しください。

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