1月4日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、伊藤哲也(国立天文台)が案内役を務め、お送りしました。

新年初の科学ライブショー、最初は「本日の星空」のコーナーから始まりました。本日の17時半の空を見ると、南の空高くに上弦の月、南西には明るく輝く宵の明星が。もう少し時間を進めた20時の空には冬の代表的な星座が並びます。その中でもオリオン座の肩に位置するベテルギウスはここ2週間ほどで暗くなってきたのではないかと天文学者の間で話題になっているそうです。ベテルギウスは赤色巨星であり、星としての最期を迎え、超新星爆発を『もうすぐ』起こすのではないかと考えられています。天文学者が言う『もうすぐ』は明日かもしれしれないし、1万年後かもしれませんが、超新星爆発が起きた際には2週間ほど明るく輝くそうなので、これからどうなるのかが楽しみですね。
そしてなんと今日、1月4日は、三大流星群の一つであるしぶんぎ座流星群が17時に極大になります!日本で観察条件が揃うのは5日の午前3時~5時頃。もし晴れていたら風邪を引かないように暖かくし、空が広く見える安全な場所で観測してみてください。

次は「太陽系の姿」を見に地球を出発。太陽系の惑星などを内側から順番に見ていきました。
最近、太陽系関係で特に注目を集めているのは「はやぶさ2」と太陽系外惑星系です。小惑星探査機「はやぶさ2」は火星と木星の間にある小惑星帯にあるリュウグウと呼ばれる小惑星でサンプルを採取し、 今年の年末に地球に帰ってくる予定です。今回採ってきたサンプルを研究すると、今まで分かっていなかった太陽系のできかたについて新たなことがわかってきそうです。その研究に関連して、2019年12月に発表された、アルマ望遠鏡で観測されたくじら座49番星の塵とガスの分布についての研究を紹介しました。これからどのようなことが明らかになってゆくのでしょうか。
また、同月には「太陽系外惑星命名キャンペーン」によって日本に割り当てられたかんむり座の方向にある恒星に「カムイ」、惑星に「ちゅら」という名前が付けられました。今後、どこかでこの2つの名前を見かけたら、遠い惑星系のことを思い浮かべてみてください。

そして太陽系を遠く離れて「銀河宇宙の世界」に。宇宙の大規模構造を見ていきました。たくさんある銀河はまんべんなく均一に広がっているわけではありません。泡が重なり合って作り出す面状に銀河があるように見えるため、宇宙の泡構造とも呼ばれます。さらに遠くまで行くと宇宙マイクロ波背景放射が見えます。この背景放射の分布を調べていくとビッグバンの前にインフレーションが本当に起きたのかどうかを明らかにすることができます。今後の研究に期待ですね。

最後に銀河宇宙から地球に戻り、「国際宇宙ステーション」を見て今回のライブショーは終わりました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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