11月26日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」では、日下部 展彦(アストロバイオロジーセンター)が案内役を務めました。

まず、今夜の星空についてお話しました。今見える秋の星空は夏や冬と比べると明るい星が少なく、全天で21個ある1等星のうち、フォーマルハウトの一つしかありません。しかし、秋に見える星座は派手な神話と関係があり、その神話をなぞりながら秋の星座の紹介をしました。さらに、カシオペア座から北極星を見つける方法を説明しました。今夜は晴れれば火星や木星、土星などの惑星が見えるそうです。また、早くに沈んでしまうものの、夏の大さんかくなどの夏の星座はまだ見ることができます。

次に、太陽系以外の惑星である系外惑星について説明しました。最初に発見されたのは51Pegという星のそばにある惑星で、1995年のことでしたが、今では5000個を超える系外惑星が発見されているそうです。

そして、地球を飛び出し宇宙に旅立ちました。まずラグランジュ点の1つであるL2点まで離れて、 JWST(ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡)のお話をしました。最近このJWSTがWASP39という星にあるWASP39bという系外惑星を観測したようで、それに関する論文が一度に3報も出たそうです。そこからさらに遠ざかり、星座の見え方が地球とどう違うかを実験しました。地球から離れていくとともに、星座を結ぶ線が歪みもとの星座が分からなくなってしまいました。そこから更に遠ざかり、天の川銀河の全体が見えたところで天の川銀河について説明したあと、銀河団の説明をしつつ宇宙の大規模構造がわかるまで遠ざかりました。最後に地球に戻ってきてからユニバースの上映を終了しました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回さまざまな科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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