2月24日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、日下部展彦が案内役を務めました。

最初の『本日の星空』のコーナーでは、今の時期に見ることができる惑星や星座などたくさんの紹介をしてもらいました。本日の21時頃の南の空には、冬の星座がたくさん見られることを確認しました。日本で見られる一等星のうち3分の1が見られることや、冬の天の川と夏の天の川の違いなどの紹介がありお客様からは「きれいだね」などの感動の声が上がりました。また、本日の21時頃、2024年の中で最も小さい満月が見られるという紹介がありました。一番大きく見える満月と比べるとどれくらい小さいのか併せてご紹介いただき、小さく見える理由が地球と月の距離であることを紹介しました。加えて、先日ピンポイント着陸で話題に上がった”SLIM”についての紹介もあり、火星のピンポイント着陸を目指しているとの紹介もありました。

次の『火星の過去の姿』のコーナーでは、最近の研究で明らかになった火星の過去をイラストを用いて、分かりやすくご紹介いただきました。昔の火星には水が存在しており、火星の大気でホルムアルデヒドが生成され、それが海水中で生命が存在するために必要不可欠な物質を安定的に作っているとのことで、少し難しい内容ですが、お客様、特に子供達に興味・関心を引くトピックでした。

次の『系外惑星』のコーナーでは、HD110067の周りを6つの惑星が共鳴して公転しているという内容でした。公転している惑星同士を一定時間の感覚で結んだ線が幾何学模様をしていることをご覧いただいたうえで、それが実現することの難しさを太陽系を用いて、子供達に体験したいただきました。太陽のまわりを公転している地球と同じ質量を持つ惑星の位置や運動の向き、大きさを決めてもらい、その時の惑星の動きについて注目してもらいました。また、地球質量の惑星ではなく、太陽質量の恒星を増やしてみた時に、太陽や惑星がどのような運動をするのかというのも体験してもらいました。そのことで、今回取り上げたHD110067と6つの共鳴する惑星の希少さだけでなく、太陽系も、すばらしいシステムの1つであることを実感していただきました。

最後の『宇宙の果てへ』のコーナーでは、地球を離れ、太陽系を離れ、銀河系を離れた先にどんな宇宙が広がっているのかをご覧いただきました。銀河系内にある数々の恒星だけでなく、銀河系を離れたら現れるたくさんの系外銀河、さらに離れると見えてくる宇宙の大規模構造など、たくさんの感動を提供できたコーナーでした。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回様々な科学の話題をお送りしています。ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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