8月6日@科学技術館

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太陽系の姿」では先週、NASAから発表があった「第10番惑星」(?)についてのお話をしました。第10番惑星だと騒がれている星の軌道や、どのくらいの大きさなのか、また惑星というのはどうやって定められるのかといったことをお話してくださいました。
ゲストコーナー」では、「月誕生の秘密」と題して国立天文台の小久保英一郎先生にお話していただきました。 地球にとって一番近い天体である月はどのようにしてできたのでしょうか?
天体望遠鏡で、遠くの夜空で昔地球と月ができたときのような現象が起きていないかどうかを調べるには途方もない作業だし、実際に地球に他の惑星を衝突させて実験を行うことも人類の存亡に関わることでできないので、小久保さんはコンピュータシミュレーションを用いて月ができるまでを計算したそうです。
それによれば、できたころの地球に火星サイズの星が斜めに衝突し、その時に放出された岩石から月ができたのだそうです。しかもその所用時間は一ヶ月!
穏やかなイメージの月が、実はダイナミックな過程からできたことを思い出しながら月を見上げるとまた見方が変わってみえるかもしれませんね。