9月25日@科学技術館

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本日のユニバースは案内役に矢治健太郎(立教大学)を迎えてお送りしました。
最初に、太陽系の話として、太陽から近い順に惑星を一つ一つ紹介していきました。
次に地上に降りて、この時期に見える星座を、神話を交えて紹介しました。
そして137億光年先の遥かかなたへ星間飛行し、地球に戻ってきました。
「ゲストコーナー」では、今田晋亮先生(JAXA/ISAS)をお招きして、人工衛星「ひので」に搭載されている、極端紫外線撮像分光装置、通称EISが一体どのようなものなのか、というお話をして頂きました。
このEISは、太陽の大気、即ちコロナを調べる装置です。コロナは太陽表面より中心から離れているにも関わらず、太陽表面よりとても高温で、これは太陽の大きな謎とされています。
そのコロナをどうやって調べるかというと、名前にも含まれている極端紫外線を使います。これは紫外線の中でもX線に近い、波長の短い紫外線のことです。この極端紫外線の波長を分光装置で調べることにより、コロナの温度を知ることが出来ます。
またドップラー効果により太陽風の速度なども分かるのです。
このように、「ユニバース」では毎週天体のお話や最新の科学のお話をしています。ご興味のある方は是非一度足をお運び下さい。