5月21日@科学技術館

投稿者:

本日は、案内役に片岡龍峰(東京工業大学)、ゲストに
土屋博之さん(旭硝子)をお迎えして上演いたしました。
皆さんはオーロラを見たことがありますか?テレビで見たことが
あるという方が多いかもしれませんね。しかしテレビだと、
平面状のオーロラしか見れません。
このシンラドームでは、立体のオーロラを見ることが
可能なのです。
今回は、その特別なオーロラを皆さんに見て頂きました。
次に、来年の今日の話題です。2012年5月21日に東京で金環日食が
見られることをご存じでしょうか。
ここではその金環日食が起こる様子をシミュレーションで
見てみました。
最後のゲストコーナーでは、「ガラスの知らないはなし」を題に
ガラスについてお話頂きました。
窓ガラスやコップなど、日常生活で必ず目にするガラスですが、
どのように作られているかご存じでしょうか。
まず二酸化ケイ素を材料として炭酸カルシウムなどを加え、
1600℃程で溶かします。泡を抜いたら加熱して液体にした金属の
スズの上に流し、平らにします。こうすることで綺麗な平面の
ガラスをつくることができます。そしてあとは冷やして適切な
大きさに切断するだけです。
ガラスは結晶構造を持たず、液体を固めたような、ランダムな
構造をしている不思議な物質です。これに似た構造として、
プラスチックやチョコレートがあります。ガラスは身近にあり
ながら、まだ謎の多い物質なのです。