8月1日@科学技術館

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皆さん、7月22日の皆既日食はいかがでしたでしょうか。今日は、皆既日食の仕組みと、次回の日食について紹介しました。
日食は、月が新月のときに、月の影が地球に通ることで起こります。とすると、日食が毎月起きてもいいのでは!?と思った方もいるのではないでしょうか?実際に次の新月の8月20日の太陽と月と地球の位置関係を見ると・・・月の影が地球に通りません。一体なぜでしょうか。
月の軌道の面は、地球の軌道の面に対して少し傾いています。そのため月の影が地球に通らないときがあるのですね。8月20日は月の影は地球を通らずに、地球の下を通ります。(つまり8月20日は宇宙に行けば日食が見られるというわけです。)
太陽、月、地球の位置関係が合うと、日食が見られるので、日本で46年ぶりといわれた7/22の皆既日食も、地球全体では年に多いときで2回程度見られます。
次回の日食はイースター島で見られます。日本で見たい!という方は2012年に金環日食、2035年には皆既日食が見られるので、楽しみに待っていてください。
本日は無料入館日ということもあり、沢山の方がいらしてくださいました。ありがとうございました。

図.8月20日の「月の影」(3D表示(赤青めがねを用いると立体的にご覧いただけます))