12月19日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、野本知理(千葉大学)が
案内役を務め、ゲストに三浦昭さん(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)を
迎えてお送りしました。
まずは私たちの身近にあろものを形作っている分子の運動や形を3Dで
紹介する「分子の世界」のコーナーからスタート。
さらに「重力の不思議」のコーナーでは、太陽系に太陽を
増やしたらどうなるのかというシミュレーションを行いました。
増やした太陽はなんと過去最高の13個!私たちの太陽系は一体どうなって
しまったのでしょうか…?
「ゲストコーナー」では、
「とある夜のシンラドーム-あなたも科学映像クリエーターになれるかも-」
という題でお話しいただきました。
光の種類や撮影に使われた人工衛星、映像の編集方法なども紹介して
いただいたあと、第6回国際科学映像祭ショートプログラムコンテストの
受賞作品である「光あやなす宇宙」を見せていただきました。
普段の空では見えない光を見る星空散歩の始まりです。
まずは可視光によるいつもの星空。続いてレントゲンなどに使われている
x線で見る星空を見ました。X線で見ると超新星の残骸などがはっきりと
わかります。さらに人工衛星を用いた観測すると、星々の明るさの変化を
時間ごとに記録することができるそうで、これによってパルサーなどの
星の明るさが周期で変化していることが確認できるのだそうです。
星空散歩も終盤に差し掛かると、ヒッパルコス宇宙望遠鏡が努力と根性で
観測・調査した250万個もの星々が彩る天の川が映し出されました。
これでも十分綺麗ですが、後ろには黒い部分が広がっています。
この黒い部分を見るために今度は赤外線を使います。赤外線で観測すると、
普段目で捉えられない光が宇宙の全体に広がっていることがわかりました。
シンラドームで見上げると写真ではわかりにくい天体の大きさもよくわかり、
なかなか見ることのできない宇宙の姿にみなさん圧倒されていました。
時には、目に見えない宇宙にも目を向けてみてはいかがでしょうか?
科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日に様々なゲストを
お招きして科学にまつわる最新の話題をお届けしています。
ぜひ、科学技術館F4シンラドームへお越しください。