6月17日@科学技術館

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今日はまず「太陽系の姿」で、地球や他の惑星の中心にある太陽をなくしたらどんなことが起こるかや、太陽のような星がもう一つ太陽系に侵入してきたらどんなことが起こるかをシミュレーションしてお見せしました。
次に「銀河宇宙の世界」では、太陽のような星がたくさん集まったものである銀河同士が衝突したらどうなるかをコンピューターで計算して実験しました。この計算はたくさんの天体の相互作用を計算するため、GRAPEという特別な計算機を用いています。このGRAPE、科学館にあるのは世界中でここだけだそうです。このコーナーではお客さんに銀河の衝突のさせ方を決めてもらってシミュレーションするということも行いました。皆さんもぜひ「ユニバース」に来てGRAPEを使ったシミュレーションを体験してみてくださいね。
最後に「ゲストコーナー」では、「銀河の化学力学進化」というタイトルで、GRAPEをいくつも使って行なったコンピューター実験の結果を紹介していただきました。宇宙にははじめ水素とヘリウムという軽い元素しかなかったのですが、星が光るときに私たちの体を作っている炭素のような元素やそのほかの様々な元素が作られ、星が死ぬときにそれらを周りに撒き散らすために宇宙の元素分布は進化しています。時間とともに重い元素が増えていく様子や、それがどのように分布しているかを、「銀河宇宙の世界」で行なったような銀河の力学進化(形の進化)とあわせて計算することにより、より詳しい銀河の進化を再現することができます。銀河の形や元素分布は実際に望遠鏡を使った観測で確認することができるので、このシミュレーション結果と実際を比べることで、銀河がどのようにして進化してきたかを知ることができるそうです。