10月27日@科学技術館

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台風が接近していて土砂降りでしたが、元気なお客様が来て下さいました。
まず「太陽系の姿」では、今夜見ることのできる星空を太陽系シミュレータで見てもらいました。また、昨日(10月26日)は今年、一番月が地球に接近して大きく見える日だったそうです。彗星と言えば、ハレーやヘールボップが有名ですが、最近ホームズ彗星が突然肉眼でも観察できるくらい明るくなりました。このホームズ彗星は、ハレー彗星やヘールボップ彗星とは違い尾がない彗星です。w形をしたカシオペア座やペルセウス座の近くに見えるそうで、、i-CANを使ってアメリカのアパッチポイントの夜空をみてもらいました。また別のシミュレータで太陽が消えたり重くなったら地球や太陽系の惑星はどうなってしまうのか実験しました。
「ライブ天体観測」では、ヤーキス天文台のビビアンさんが撮影してくれたホームズ彗星の画像を紹介しました。画像をパラパラ漫画のように表示し彗星が動いている様子を見てもらいました。
「ゲストコーナー」では、大妻女子大学の石井 雅幸先生に『秋の音色:コオロギの話』という題でお話して頂きました。皆さんはコオロギは何故なくのか考えたことはありますか?美しい音色を人に聞かせるため?それとも、雌を呼ぶため?はたまた、おなかがすいたから?コオロギの鳴き声には大きく分けて3種類あり、雌を呼ぶ鳴き声、結婚を申し込む鳴き声、雌を奪おうと来た雄を追い出す鳴き声があるそうです。そして、結婚が成立すると、交尾が始まります。土の中に産み付けられた卵は冬の間休んで5月に羽化するそうです。これから更に寒くなると、夜は寒いためコオロギは昼間に鳴くようになります。冬へと移り変わる時期を、コオロギの鳴き声で感じるのも素敵ですね。