1月9日@科学技術館

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新年あけましておめでとうございます。
本年もユニバースを宜しくお願いいたします。
今年最初の「ユニバース」では伊藤 哲也(国立天文台)が案内役として、今月の上旬にみられたしぶんぎ座流星群や、今月の中旬に見られる部分日食の話を交えながら、今日の夜空や太陽系のお話をしました。
また、チリのアカタマ高地にあるALMA電波望遠鏡ついてのお話もしました。これは新年のNHKニュースでも紹介された望遠鏡です。アカタマ高地にはそこで標高5000メートルに一番乗りした日本製のアンテナがあるのです。当時この望遠鏡の設置は各国の方々に喜ばれました。
「ゲストコーナー」では、下山淳一先生(東京大学)に「21世紀は超伝導を使いこなす時代」としてお話を伺いました。「超電導」はあまり日常では聞くことの少ない言葉ですが、私たちの生活に密接に関わっています。例えば、医療機器で体の断面の写真を撮ることができるMRIに使われています。今後は、エコカーよりエコなスーパーカーに、MRI以外の医療機器に、リニアモーターカーに、そして電波望遠鏡にと、超伝導がどんどん身近になっていきます。ちなみにリニアモーターカーは11年後に神奈川から山梨間に開通する予定が聞こえてきています。超伝導が身近になるにつれて、どんどん発達していく未来が今から待ちどおしいですね。
最後に国際宇宙ステーション(ISS)の話をしました。今、ISSのwebサイト上では、日本人で初めて宇宙でお正月を迎えた野口総一さんが、宇宙でお正月にちなんだ実験をしている映像を見ることができます。映像を見ることで宇宙で一緒に新年を迎えた気分に浸るのはいかがでしょうか。