8月14日@科学技術館

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夏休みでお盆ということで、たくさんのお客様がお越しくださいました。
本日は案内役が亀谷和久(JAXA)、ゲストに相馬央令子さん(JAXA)をお招きしました。
「太陽系の姿」では、地球の外から太陽系の惑星を巡り、無数に存在する小惑星を見て行きました。地球におりて、夏の大三角形や月、13日に極大を迎えたペルセウス座流星群のお話をしました。
「ライブ天体観測」のコーナーでは、ビビアンさんが撮影してくれた火星と木星の間の小惑星、木星、夏の大三角形のベガを見てもらいました。
小惑星のお話では、いくつかの小惑星画像をアニメーションにして小惑星探しを行いました。
その後、太陽系を飛び出して恒星の世界や銀河の世界を見て行きました。
「ゲストコーナー」は、相馬央令子さん(JAXA)に「宇宙で大きな帆を広げて進む宇宙ヨット『IKAROS』」という題でお話していただきました。
皆さんは宇宙船が太陽の光で進むなんて、信じることが出来ますか?
小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」は、今年5月に金星探査機「あかつき」と共に打ち上げられ、実際に宇宙で太陽の光を受けて進んでいます。今回は「IKAROS」が、宇宙を進む仕組みや搭載されている帆の素材について解説してもらいました。
「IKAROS」の帆は1辺が約14メートルの正方形、厚さが極薄の0.0075mm(髪の毛の太さの1/10)です。
小さな太陽からの圧力を受け続けることで加速し、現在金星を目指し航行しているそうです。
ソーラーセイルで燃料を使わず他の惑星までいけような有人宇宙船が実現するかもしれませんね。