10月8日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」では、案内役に片岡龍峰、ゲストに
糸谷哲郎さんをお迎えしました。
まず、世界ではここでしか見られないという立体視でのオーロラをご覧いただき、
その美しく神秘的な世界をご堪能いただきました。
「ゲストコーナー」では「将棋と直感」というタイトルで、プロ棋士の糸谷さんに
お話しいただきました。話題の中心はコンピュータ将棋についてでした。
「コンピュータ将棋は基本的に全幅検索をする(全ての手を考える)ため、
手数の選択肢が少なくなる終盤では敵わない」「これからコンピュータの
速度が速くなれば、さらに強くなっていくだろう」「10年以内にトップの
プロ棋士と互角に戦えるのではないか」などと語られていました。一方、
コンピュータにはない人間の強みもあり、「選択肢の多い序盤では、直感で
候補を絞れる人間の方が有利」と仰っていました。“読みではなく直感で
勝負”、“新しいアイデアを生み出せる”というコンピュータにはない人間の
特徴は、将棋以外の他分野においても言えると思います。現役プロ棋士の
言葉には説得力があり、みなさん熱心に聞き入っていました。
次に、「ライブ天体観測」を行いました。シカゴのヤーキス天文台のケビンさんに
木星、M82、M57、M39の写真を送って頂き、紹介しました。最後に、地球から
宇宙へ飛び出しオーロラの秘密などを解説しながら、宇宙旅行を行いました。
オーロラ発生の条件は「太陽風」「地磁気」「大気」だそうです。それぞれが
太陽系外からの放射線の第1、第2、第3バリアだそうです。
科学ライブショー「ユニバース」では、様々な分野でご活躍中のゲストの方を
お呼びしています。科学技術館へお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。


M57.png
図:M57環状星雲
M82.png
図:M82葉巻銀河