10月29日@科学技術館

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もう秋も深まり紅葉が見え始める季節となりました。
夜空も、ペガスス座などの秋の星座が見え始めていますが、
実はまだ夏の星座も見えているのです。ご存じでしたか?
今回の科学ライブショー「ユニバース」は案内役を
伊藤哲也(国立天文台)でお送りしました。本日は
地上から見える今夜の星空の紹介をした後、地球を
飛び出てこの地球を含む太陽系の惑星の簡単な説明を
していきました。実感太陽系コーナーでは、太陽系を
200億分の1に縮小し、太陽の大きさを電球に例え、
惑星の大きさと位置をお話ししました。電球程の
太陽・・・地球はどれほどの大きさになるでしょうか?
答えはユニバースで!
ALMAという望遠鏡をご存じでしょうか。南アメリカのチリ、
標高5000mという高さにある電波望遠鏡のことです。直径が
12mと7mのものがあります。この望遠鏡は宇宙からやってくる
電波を調べることができます。電波で一体何が分かるのか、
と思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は星が生まれる
ときに必要な星雲の存在が電波で分かるのです。この
望遠鏡によって、この太陽系の太陽と惑星がどうやって
生まれたのかがはっきりと分かるかもしれません。
さて、現在タイの大洪水のニュースが連日放映されていますが、
そのタイを国際宇宙ステーション(ISS)と人工衛星Terra
から撮影した写真を、今回紹介しました。タイの様子を
こちらに紹介します。写真の緑色の部分が森林帯、黒色の
部分が水を表しています。
空から地球を撮ると一目瞭然ですね。では今度は私たちが空を
見上げてISSを見てみませんか?11/3の18時頃にISSが東京の
上空を通過します。また5日も見頃です。どちらも休日です
ので、ぜひ空を見上げて見てください。