3月31日@科学技術館

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本日の科学ライブショーユニバースは大朝由美子(埼玉大学)が
案内役を務め、平松正顕さん(国立天文台)をゲストとしてお招きして
宇宙についてお届けしました。
まず、東京の夜空をご覧いただきました。今では街の光が明るすぎて
あまり星を望むことができませんが、100年程前にはたくさんの星が
見えたそうです。そのころに撮影された小惑星などの天体写真乾板が
最近国立天文台で見つかり、ライブショーで紹介しました。詳しくは
こちらをご覧下さい。また、3月26日に金星、
月、火星が並んで見えた様子も紹介しました。本日東京に吹いた強い
風や金星や火星に吹く風について画像と共に紹介しながら、太陽系の
惑星を巡り、銀河系に似た銀河や衝突した銀河など様々な銀河の姿を
俯瞰する宇宙旅行をしました。
「ゲストコーナー」では国立天文台の平松さんに「アルマ望遠鏡が
見る新しい宇宙の姿」というタイトルでお話していただきました。
望遠鏡には様々な大きさがありますが、大きな望遠鏡ほど視力が
よくなります。アルマ望遠鏡では直径が7mや12mのパラボラアンテナを
広い範囲にたくさん並べ、組み合わせて使うことで非常に大きな
アンテナの役割を果たします。そうしてアルマ望遠鏡は6000という
とてつもない視力を達成します。これだけの視力があると、例えば
銀河同士が衝突してできた濃いガスのかたまりの様子を細かく観る
ことができます。そこでは活発に星が誕生していると考えられおり、
星の誕生する現場を調べることができると期待されています。
「ユニバース」では毎週土曜日に最新の科学に触れられる様々な
コンテンツを週替わりで上演しています。皆様のご来場をお待ち
しております。