6月23日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、案内役を亀谷和久が務め、
ゲストに立教大学の亀田真吾さんに出演していただきました。
まず、3Dメガネによる立体視で、「太陽系の姿」をご覧いただきました。
ご来場いただいたお客様と、地球から近い水星から順に、
“惑星当てクイズ”を実施しました。ご参加いただいた皆様には、
素敵なお土産を用意しております。もしご来場の際は、
ぜひ積極的に手を挙げてご参加ください。
次に「ゲストコーナー」では、立教大学の亀田真吾さんに
「水星観測の現場から」というタイトルでお話いただきました。
今回は水星観測の現地であるハワイ・マウイ島のハレアカラ山頂からの
ご出演でした。
水星では太陽からの明るさは地球の約10倍で、昼間は400℃にもなるそうです。
また、地球と同じく磁場があるという特徴があるとのことでした。
2011年3月に、Messenger探査機が水星に到着しましたが、亀田さんは、
この探査機では観測が難しい水星の磁場と大気について、地上から観測を
実施しています。望遠鏡のある標高3000メートルの山頂から、研究内容に
ついて解説していただいたり、観測所の様子を見せていただいたりしました。
一回目の上演では、ちょうど日没を迎えており、美しい夕焼け映像を見せていた
だくこともできました。
ぜひ次回は会場に来ていただき、観測の成果を聞かせていただきたいですね!
また、「ライブ天体観測」のコーナーでは、ヤーキス天文台(シカゴ)のビビアン
さんと繋ぎました。
このコーナーは、日本とアメリカの時差を利用して、リアルタイムの天体観測を
実施する試みです。本日は、何十万個もの星が集まった球状星団“M3”と、
天の川銀河のような渦巻の形をした銀河“M51”の画像を送っていただき、
現地から生で解説していただきました。


M51.png
図:球状星団“M3”
2M51.png
図:子持ち銀河“M51”

最後に太陽系を飛び出し、宇宙の果てまで小旅行をお楽しみいただきました。
科学ライブショー「ユニバース」では、毎週案内役やゲストが変わり、
様々なテーマを設定しております。雨の多い梅雨の時期ですが、
土曜日に科学技術館へお越しの際は、ぜひ4F・シンラドームへ足をお運びください。
皆様のご来場をお待ちしております。