12月15日@科学技術館

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12月も半ばになり、そろそろ冬休みやクリスマスを楽しみに
している方も多いと思います。
本日のユニバースは亀谷和久(東京理科大学)が案内役を務め、
お送りしました。
星座のお話から始まったユニバース。冬はおおいぬ座のシリウス、
こいぬ座のプロキオン、オリオン座のベテルギウスを結んでできる
冬の大三角を見ることができます。さらに12月は双子座流星群が
見られることも話題になりましたね。
「ゲストコーナー」では片岡龍峰氏(東京工業大学)をお招きし、
「オーロラで見る宇宙の流れ」というタイトルでお話していただき
ました。オーロラは複雑な仕組みによってできています。太陽風という
灼熱のプラズマの風が地球に向かって吹いていますが、地球には
地磁気のバリアがあるため、太陽風はせき止められます。このときに
太陽風のエネルギーを受けて大気が光ります。これがオーロラです。
太陽活動で激しくなってくる太陽風の流れの様子がオーロラの形や
動きからわかることを紹介していただきました。また、オーロラには
様々な謎があり、例えば急に明るく広がるオーロラ爆発という現象や、
脈を打つような現象はよくわかっていません。オーロラの研究者は
これらの謎を解明するために様々な実験を行って調べています。さらに
オーロラを立体視で見る映像を紹介していただきました。
オーロラを立体的に映し出すためには、数km離れた二つのカメラを
使います。ライブショーの一週間ほど前に8km離れた2地点への設置
作業を完了されたそうです。またシンラドームで3Dオーロラを上映して
いただきましょう!アラスカからのオーロラのライブ中継にも成功
しました。
科学ライブショーユニバースではこの他にも様々な分野の話題を
お届けしています。是非、科学技術館4Fシンラドームへお越し
ください。