7月5日@科学技術館

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本日は亀谷和久(東京理科大学)の案内のもと上演いたしました。
もうすぐ七夕ですね。天気がよければ、東京でも20時ごろ東の空に織姫星(ベガ)と
彦星(アルタイル)が見えます。もう一つ、デネブも加えれば夏の大三角の完成です。
近くにはいるか座、南の空にはさそり座なども見ることができます。
宇宙へ飛び出して、地球をどんどん離れると地上から見える星座の形が崩れていきます。
いろいろな距離にある星を結んでいたのですね。
そのまま天の川銀河を飛び出すと、銀河の世界が広がります。銀河は密集している
ところと、そうでないところがあります。みなさん、手を伸ばして銀河をわしづかみ
しようとしていました。
「ゲストコーナー」は日下部展彦さん(国立天文台)に「七夕とアジアの星物語」と
題してお話していただきました。
七夕といえば、短冊に願いごとを書いて笹にくくりつける風景を思い浮かべる
かもしれません。笹を飾るのは江戸時代のころからあったようです。七夕のお話の
起源は奈良時代にさかのぼります。中国の伝説と日本の羽衣伝説が融合して
できたと言われています。旧暦の7月7日は乞巧奠(きっこうでん)と呼ばれる
祭事が行なわれ、裁縫などの上達を願ったそうです。
中国以外にもアジアの各地域に様々な伝説があることも紹介していただきました。
各地の伝説は「アジアの星物語」という本で紹介され、13カ国、68のお話が
まとめられています。おもしろそうですね!
今年の8月2, 3日には「伝統的七夕ライトダウンキャンペーン」があります。
この機会にぜひ夜空を見上げてみてくださいね!