2月7日@科学技術館

投稿者:

本日のライブショーは亀谷和久(東京理科大学)が案内役を務め、お送りしました。
本日のユニバースは科学技術館の入口で撮った全天周画像から始まりました。今日の空は曇りでした。その後、シンラドームでは時間を進め、ひと足早く、本日の星空を見ていきました。冬の星座たちには明るい星が多く、とても華やかです。また、午後8時頃には東の空にひときわ輝く木星を見つけることができるかと思います。都心でも、晴れていれば三等星くらいまでみることができるので、ぜひ夜空を見上げてみてください。
本日の星空がわかったところで地球を飛び出し、「太陽系の姿」を見ていきました。元気よく惑星の名前を答えてくれるお子さんが多かったです。その後、太陽系も飛び出し、そこに広がる宇宙をみていきました。また、太陽系の外の惑星のお話もありました。太陽系外惑星は今までに1800個以上見つかっていますが、その名前はまだ決まっていません。現在、国際天文学連合の太陽系外惑星に名前を付けるプロジェクトが行なわれています。あなたが考えた名前が太陽系外惑星につくかもしれないチャンスです。
「重力の不思議」のコーナーでは、太陽系で突然太陽がなくなったり、3つ増えたりするとどうなるかのシミュレーションを行いました。実際には起こり得ないことですが、なかなか予想できない太陽や惑星の動きもシミュレーションでみるとわかりやすく、たのしいですね。
最後に「ゲストコーナー」には、サファイアの藤原謙さんを招き、「成層圏クルーズ計画」というタイトルでお話をしていただきました。夢だと思っていた、宇宙旅行。今ある宇宙旅行はロケットを使う周回軌道飛行(上空400 km)とロケットと飛行機を組み合わせた弾道飛行(上空100 km)がありますが、どちらもキャビンが狭かったり、時間が短かったりと欠点もあり、気軽に行けるものではなさそうです。そこで、今、計画しているのが専用の飛行機をつかった「成層圏クルーズ」。成層圏(上空25km)と他のものに比べると低いところを飛行するものかもしれませんが、東京で上空25kmまで昇ると四国の手前あたりまで見えるそうです。また、飛行機に乗って3時間半で行って帰ってくることができ、30分ほど青みがかった地球や光り輝く星、鋭い光の太陽を見ることができるそうです。今回、シンラドームではそんな上空25kmのところに、気象観測用の気球にカメラを搭載して撮影した動画を流しました。動画を流しながら、藤原さんにお客さんからの質問にたくさん答えてもらいました。まだなかなか行くことのできない宇宙旅行ですが、本当に近い将来気軽に行けるかもしれません。楽しみですね。
科学ライブショー「ユニバース」では毎週楽しい科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階のシンラドームへお越し下さい。