2月7日@科学技術館

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太陽の周囲には惑星だけでなく、準惑星もたくさん回っています。現在見つかっている8つの惑星を横から見ると、一つの平面上を動いていているように見えます。これは、太陽系の出来方が影響しているのではないかと言われています。46億年前、円盤状に存在していたガスやチリが重力で集まって惑星ができました。そのため、一つの平面上で、同じ方向へ動くようになったそうです。
「ユニバース」では、「太陽系の姿」で、準惑星の軌道をシミュレーションで表示することができます。観測技術が向上し、冥王星と似た軌道に多くの天体が見つかるようになりました。一部には冥王星より大きいものが見つかったことをきっかけに、2006年の会議で惑星の定義が決められ、冥王星は惑星とは呼ばないことになりました。「惑星」や、「準惑星」の定義は、国立天文台の「惑星の定義について」に解説が載っているので、皆様もよろしければ読んでみてくださいね。
  
重力は、ガスやチリだけでなく、銀河にももちろん働きます。太陽系から6800万光年ほど遠ざかると、触角銀河に出会います。触角銀河は2つの銀河がぶつかってできたものです。この成り立ちを、ユニバースの銀河衝突のシミュレーションで楽しんでいただきました。
本日の案内役は亀谷 和久(JAXA,ISAS)でした。