5月30日@科学技術館

投稿者:

本日の科学ライブショー「ユニバース」は亀谷和久(東京理科大学)を
案内役にお送りしました。
まずは科学技術館からの星空を再現し、今日の星空を眺めました。
西の空には金星と木星が、南の空には春の星座であるおとめ座や
しし座が見えました。また、東の空にはさそり座やはくちょう座といった
夏の星座も見ることができました。
続いて「太陽系の姿」と題して、大迫力の立体映像で宇宙から見た
太陽系の姿を紹介しました。さらに太陽系を飛び出し、宇宙の果てまで
宇宙旅行をしました。
「ゲストコーナー」では、日下部展彦さん
(国立天文台 太陽系外惑星探査プロジェクト室)をお迎えし、
「系外惑星からアストロバイオロジーへ」というタイトルでお話いただきました。
系外惑星とは太陽以外の恒星の周りを回っている惑星のことです。
20年前に初めて発見され今では2000天体ほど見つかっているそうです。
見つかった系外惑星は「ホット・ジュピター」や「エキセントリック・プラネット」と
呼ばれる惑星も含め、地球と比べて生命が存在するには厳しい環境の惑星が
多いそうです。
そんな系外惑星に生命がいるのかということを明らかにする学問が
“アストロバイオロジー”です。
アストロバイオロジーは天文学(アストロノミー)と生物学(バイオロジー)が
融合した学問領域で、生物学と天文学のそれぞれの研究者が協力して
研究を行っています。例えば、地球の深海には高温の水が噴き出している
場所があります。そこでは、高温でとても水圧が高いという過酷な環境にも
かかわらず、生命が存在します。
このような過酷な環境にいる生命を研究していけば、過酷な環境の系外惑星に
ある生命の存在も明らかにできるかもしれません。
今後、研究が進んでいけば数十年後にはXX星人といった宇宙人が見つかる
かもしれませんね。
最後に、シミュレーションで系外惑星のひとつを見に行きました。現在、系外惑星系に
名前を付けるキャンペーンが行われています。一般投票が7月から始まるので、
ぜひみなさんも投票してみてください。
科学ライブショー「ユニバース」では毎週さまざまなゲストを迎え、旬の科学の
トピックスなどをテーマにお送りしています。ぜひお越しください。