1月30日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、矢治健太郎(国立天文台)が
案内役を務め、寺薗淳也さん(会津大学)をゲストにお迎えしてお送りしました。
まず「太陽系の姿」のコーナーでは、太陽に近い惑星から順に見ていきました。
木星では、大赤斑を目印にして木星の自転周期をはかりました。
また、スクリーン上には大きく1月分の太陽黒点の画像がカレンダー形式で映しだされ、
太陽の黒点の移り変わりをみなさんと確認しました。
続いて地球に着陸し、「本日の星空」のコーナー。オリオン座をはじめ、
冬の大三角やぎょしゃ座、ふたご座などの冬の星座を見ました。
さらに今の時期には明け方の空に惑星たちがそろって並んでいるのを
見ることができるそうです!ぜひ早起きしてチャレンジしてみてください。
本日の「ゲストコーナー」はあの名コンビが昨年夏以来の登場!
「てらきんとやじけんの、人類は月に行ってない?話はどうなった!?」と題して、
寺薗(通称:てらきん)さんに「ニセ科学」の気になるお話をうかがいました。
『人類が月に行ったのはうそ』という話を聞いたことがある方もいるでしょう。
その真相を探るべく、てらきんさんは「疑惑」の2枚の写真に注目しました。
1枚目は月面に星条旗がなびいている写真です。空気の無い月で旗が風になびくのは
おかしいと思った方も多かったはず。しかし、実は「空気が無くても」旗がなびくと
いうことが後に明かされているんです。つまり、月面着陸時に撮影された本物の
写真だったということですね!
そして2枚目は影の位置がおかしな写真。手前の岩の影と遠くの物体の影が違う方向を
向いています。実はこれ、「遠近法」によって影がずれているからなのだそうです。
月には空気がなく、遠くのものがはっきりと見えてしまうため距離感がつかみにくく
なっています。こちらも本物の写真だったのです。
さらには膨大な量の疑惑をリストアップ。会場からのリクエストに答えて、
疑問について回答していました。集中したのは「岩にCの文字が書かれていた」
という謎。これ、なぜなのでしょうか…?
その真相はぜひこちらのサイト「月探査情報ステーション」でお確かめください!
http://moonstation.jp/ja/popular/story03/c-rock.html
他にも月面着陸の疑惑はまだまだあるようです。
このように気になる疑惑の真相を科学的に説明できるのはおもしろいですね!
最後は太陽系や天の川銀河も飛び出し、宇宙の大規模構造まで眺めて無事地球に
帰ってくることができました。
科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題を
お送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。