12月10日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、亀谷和久(国立天文台)が案内役を務め、
お送りしました。
ゲストは国立天文台ハワイ観測所の嘉数悠子さんでした。ハワイにいる嘉数さんと
ビデオ通話をつないで、「すばる望遠鏡の舞台裏」というお話を聞かせてもらいました。
国立天文台ハワイ観測所の観測施設は、マウナケア山のふもとのヒロという街にあります。
すばる望遠鏡のゆるキャラ「すーびー」と一緒に登場した嘉数さんは、
まず私たちに「シミュレーションラボ」という部屋を見せてくれました。
このラボには、すばる望遠鏡の一部の模型があります。
これを使って新しいカメラや分光器といった機器のテストを行うのだそうです。
それはなぜかというと、実物のすばる望遠鏡は標高4200mもあるマウナケア山の
頂上にあります。空気は薄く、冬には雪が降ることもある、大変な環境なのです。
そのため、できるだけ多くの作業をふもとの施設で済ませられるよう、
すばる望遠鏡の模型を備えたシミュレーションラボが使われています。
ハワイ観測所には100人ほどのスタッフがいますが、そのうち天文学者は2割ほど
しかいません。あとの8割は、技術者や大学院生など、さまざまなスタッフで構成されています。
中でも、「デイ・クルー」と呼ばれるスタッフは、日中に山頂にあるすばる望遠鏡まで行って、
機器のメンテナンスや装置の交換をします。夜に天体観測ができるのは、
昼間のデイ・クルーのはたらきのおかげです。
雪の降った日には、高さ42mの望遠鏡のてっぺんに登って雪かきをしなければなりません。
これもデイ・クルーの仕事。命綱をつけて、空気が薄いところで体を動かす、大変な作業です。
ハワイ観測所は日本の天文台の施設ですが、スタッフの半分は現地の人、それから
各国から来ているスタッフもいます。たくさんの人に支えられてハワイ観測所は運営されています。
本日は、「ゲストコーナー」の他には、「本日の星空」「太陽系の姿」、「宇宙の果てへ」、
「重力の不思議」をお送りしました。
科学ライブショー「ユニバース」では毎回様々なゲストをお呼びして科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。