1月20日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、野本知理(千葉大学)が案内役を務め、オープロジェクトさんをゲストとしてお送りしました。

「ライブ天体観測」では、五大湖の近くにあるヤーキス天文台と中継を繋ぎ、天文台から送られてきたさんかく座銀河とオリオン大星雲、バブル星雲の写真について紹介していただきました。

図:バブル星雲

「ゲストコーナー」では、オープロジェクトさんをお招きし、ドームシアターで軍艦島を体験しよう2018」という題目でお話しいただきました。
オープロジェクトは、『軍艦島』に感銘を受けたアーティストたちで、2003年にメディア制作ユニットとして結成し軍艦島を記録し続けているそうです。
今回は2015年に世界遺産に登録され、見学コースも連日の賑わいをみせる軍艦島の歴史について、全天球写真と島内で録音した音を流しながら紹介していただきました。
軍艦島(端島炭鉱)の石炭は、日本でもっとも質が高いものだったそうです。石炭は皆さんご存知の通り、灯油やガソリンが使われる前に使われていたエネルギーですが、軍艦島の石炭は八幡製鉄所で鉄を作るための燃料として使われていました。
軍艦島の魅力は今も残っている様々な建物です。102年前、1916年には日本で初めて鉄筋コンクリート(RC造)7階建ての建物が作られました。この時代は東京では木造の建物が大半を占めており、試行錯誤して作られたそうです。その2年後には当時最高層の9階建てのRC造のビルが建てられました。
初めてのRC造の建物を作った、ということもあり躯体はコンクリートで、中の壁や内装は日本建築である、長屋の造りになっていました。そのため、今のマンションでは見ることのない上がり框が過去の写真から見ることができます。
これらの建物以外にも、いくつもの特徴的な建物があり、多くの人が住んでいました。現在使われている観光上陸のための桟橋も特徴的な形をしています。その昔、桟橋がなかったため、時化た時に島に上陸することが難しかったそうです。それを楽にするために、昭和29年に作られた1代目の桟橋から試行錯誤の末、三代目の今の桟橋は壊れることなく使われています。たくさんの努力とチャレンジがあったのでしょう。
小さな島の中にたくさんの歴史が残されており、とても興味深いですね。
詳しく知りたい方はオープロジェクトが書かれた本やDVDがありますので、手に取ってみてください。
http://www.o-project.jp/

今日の科学ライブショーではゲストコーナーのほかに「重力の不思議」をお送りしました。
「重力の不思議」では物理の法則より現実的には起こることのない、シミュレーションならではの実験を行いました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回異なるゲストをお招きして土曜日に科学技術館にて上演しています。ぜひ科学技術館4階シンラドームにお越しください。

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