4月7日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、野本知理(千葉大学)が案内役を務め、株式会社 丸玉屋から岩野成さんをゲストにお迎えしてお送りしました。

岩野さんには、「全天周ドーム映像『ハナビリウム 360』」と題してお話をしていただきました。
岩野さんは、花火は教育を通じた受け継がれる伝統文化、伝統芸術であり、何百年、何千年残っていってほしいとおっしゃられていました。
今回、第7回国際科学映像祭にて優秀賞・ベストインパクト賞を受賞した全天周花火映像をご覧いただきました。日本には、1000以上もの花火大会があり、文化、伝統としてある花火をドーム映像にされたそうです。

ドームシアターと花火には、天を見上げるという共通点があり、ドーム映像だからこそできる表現があるそうです。
このドームシアター映像のために、花火をなんと3600発も実際に打ち上げ、撮影したそうです。自社開発した花火を自由な角度で打ち上げられるような台座、どのタイミングでどの花火を打ち上げるかといったデザインなど多くの工夫がされています。

また、花火は安全上の問題から、花火師でなければ花火に近づいて見ることはできません。しかし、ドームシアターであれば、誰でも花火を打ち上げる真下という禁断のエリアから見ることができます。

そのような絶対に立ち入ることのできない場所からの花火に追随するリアルな音響、花火師しか知らない芸術的な世界をご紹介いただきました。
客席からも歓声が上がるほどきれいな映像でした。
図:『ハナビリウム 360』の上映の様子

今回は上記のコーナーのほかに、「分子の世界」「重力の不思議」のコーナーをお送りしました。身近な調味料の小さな小さな世界から、太陽系の大きな世界をご覧いただきました。

科学ライブショー「ユニバース」では、毎週様々なゲストをお迎えして科学の話題をお送りしています。ぜひ科学技術館4階シンラドームへとお越しください。

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