3月16日@科学技術館

投稿者:

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、野本知理(千葉大学)が案内役を務め、お送りしました。

本日のライブショーは、「分子の世界」 のコーナーから始まりました。
水やアルコール、さらに身近な調味料がどのような分子から作られているのかを紹介しました。
また、塩の分子の紹介では温度を-100℃まで下げて分子の運動が小さくなったり、800℃やそれ以上まで上げて分子の運動が活発になる様子をシミュレーションで観察しました。

「恒星間飛行」のコーナーではいつも同じように見えている星空は、別の条件のもとでは違って見えることをシミュレーションしました。
例えば、地球から一番近い恒星といわれているケンタウルス座のα星から見える星空は、地球から見える星空とは異なります。冬の大三角を構成する星であるシリウスはそこから見ると、オリオン座のベテルギウスのちょうど隣にあるように見えます。
また、時代や速さによっても星の見え方は変わります。
宇宙をアルデバランの方向に向かって光の速さの0.8倍で進むと、星は前方に見えるようになり、ドップラー効果によって星が青く見えるようになります。

「重力の不思議」のコーナーでは、太陽の周りを回る惑星の運動を3つのシミュレーションを行い観察しました。
1つ目では、ある日突然地球の速さが早くなったら地球の描く軌道が遠くを通るようになって1年の長さが長くなることが分かりました。
2つ目では、ある日突然太陽が無くなったら太陽系の惑星はそれまで進んでいた方向に進み続け、太陽系はバラバラになってしまうことが分かりました。
最後に、太陽を増やしたらもとからあった太陽や惑星はどのような動きをするかのシミュレーションを行い、本日のライブショーを終えました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です