7月7日@科学技術館

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 本日7月7日といえば、ちょうど七夕ですね。若干の雨模様の中、
科学ライブショー「ユニバース」は亀谷和久(東京理科大学)が
案内役を務め、ゲストとして武田隆顕先生(国立天文台)にお越し
頂きました。本日のライブショーは、「全国同時七夕講演会2012」の
イベントの一つとして上演しました。
 はじめにを「太陽系の姿」ていただき、惑星の名前当てクイズや
間違い探しをしました。多くの観客の方々が手を挙げて下さり、
とてもにぎやかな雰囲気でした。
 また、太陽系の天体の距離感を分かりやすくするために、電球を
太陽に見たてて説明をしました。電球は、直径約7㎝なので実際の
太陽の200億分の1の大きさです。金星、地球、火星などの惑星は
太陽から数メートルの距離ですが、太陽から一番近い恒星となると、
中国の北京くらいまでの距離になってしまいます。
宇宙はとんでもなく広いですね。
 本日は七夕ということで、天の川や様々な星座をご覧頂きました。
こと座のベガ(織姫)、天の川をはさんでわし座のアルタイル(彦星)、
そして白鳥座のデネブを結んだ夏の大三角を紹介しました。
最後にこれらの星を見ながら、宇宙の果てまでの旅行を楽しんで
頂きました。
 「ゲストコーナー」では「ディスプレイの中の宇宙」と題して、
武田隆顕先生(国立天文台)にお話しして頂きました。
宇宙はとてもスケールが大きく、実験室の中では再現や検証が
出来ないような現象がたくさんあります。
 そのため、コンピューターを使って様々な計算を行うことで、
宇宙で起こっていることを調べています。計算の結果は数字で出力されますが、
これを画像や映像として目に見える形に加工することを可視化といいます。
武田さんは、科学的に正しく、なおかつ綺麗で本物のように
見えるように工夫をして可視化をされているそうです。例として、
できたばかりの地球に他の天体が衝突し、それによって飛び散った
地球と衝突天体のかけらから月が生まれる様子を再現したムービーを
紹介して頂きました。
地球が溶岩のようになっている様子は、とてもリアリティがありました。
他にも、渦巻銀河が衝突して新しい銀河が誕生するムービーも
ご覧頂きました。非常に幻想的でした。
 科学ライブショー「ユニバース」では毎週土曜日に様々な
コンテンツを各分野の案内役とゲストが紹介しています。
皆様のご来場をお待ちしております。