6月25日@科学技術館

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太陽系の姿」では、太陽系に太陽と同じくらいの重さの星がやってきたら惑星はどのように動くのかといったシミュレーションをすることができます。
今日はいつもとは少しちがった方向から星をぶつけてみました。
国際宇宙ステーション」では、今現在宇宙で建設が進められている宇宙ステーションの様子を立体映像で眺めることができるのですが、本日の案内役の矢治さんがアメリカに出張へ行って帰ってきたばかりということもあり、出張の際に訪問したというNASAのスペース&ロケットセンターの写真もいくつか紹介していただきました。
ゲストコーナー」では、茨城大学の北出理さんにお越しいただき、「シロアリのお腹の中の小宇宙」というタイトルでお話ししていただきました。
家を食べる害虫として知られるシロアリ。木材を食べるわけですが、木材を分解して消化をしなければいけません。シロアリは腸の中にたくさんの種類の微生物を飼っており、それらの力を借りて消化をし、生きています。
世の中には約2500種類のシロアリがいるそうですが、それらは腸内の微生物をみて種類分けをすることができるそうです。
微生物の種類を調べてみると、日本の本州と沖縄諸島の間で線引きができるそうです。それは150万年前の日本列島付近の地理が影響を与えているのではないかとのことでした。
お腹の中の小さな微生物を調べることと、日本列島の歴史というスケールの大きな話を結びつけるのは、不思議な感じがしてとても興味深かったです。