7月25日@科学技術館

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皆さん、22日の日食は見ることができましたでしょうか?部分日食が見られる東京では、天候が曇りだったので日食を見るのは難しかったですが、雲の切れ間から観察することができたかもしれません。
今回のライブショーは、「太陽系の姿」「ライブ天体観測」です。
「太陽系の姿」では、地上から北極星を発見するために有名なおおくま座、夏の大三角、さそり座のアンタレスを紹介しました。宇宙に飛び出してからは、惑星の読み上げ、太陽系外縁天体の話をし、太陽系を飛び出して天の川銀河まで旅しました。
ライブ天体観測では、ヤーキス天文台のビビアンさんが撮影されたM10、M12、M57、M92 木星、NGC6949の画像をを紹介しました。
 木星の映像の上に黒い点が映っているのが分かりますか?この黒い点は何でしょう?
答えは、ガリレオ・ガリレイが発見したガリレオ衛星の一つ、カリストです。木星の表面にいれば、カリストの影から太陽を見ることで、皆既日食として見えているはずです。皆既日食は地球でしか見られない現象ではありません。将来、皆既日食を見に地球を飛び出し、火星など他の惑星まで観測ツアーに行く日が来るかもしれませんね。
 本日の案内役は伊藤哲也(国立天文台)でした。

図:ヤーキス天文台で撮影された木星の写真

図:木星の赤丸の中に黒い点が見えるでしょうか?

図:シンラドームでみた木星の姿